AIG
American International Group商業保険と特殊リスクの世界規模でのネットワーク。100年以上の歴史で築いた企業向けブランド。再建後は資本規律と引受規律を取り戻しつつある。
損害保険(General Insurance)と生命保険・退職プラン事業(Life & Retirement、2024年分離)を中心に展開。2024年に Corebridge Financial として生命事業を分離し、現在は損保特化。商業・特殊保険、災害・傷害、国際業務が主力。
大規模自然災害による保険金支払い増大。ソフトマーケットで保険料率下落。金利急低下で運用益圧迫。規制強化で資本要件が厳格化。AIG 固有のレピュテーション課題(2008年危機の記憶)が再燃する可能性。
2008年以降の長い立て直し期を経て、配当・自社株買いで株主還元を復活。コア事業への集中と、非中核事業の売却を継続してきた。リスク管理体制の強化を経営の柱に据える。
商業保険料率(ハード/ソフトマーケットサイクル)、自然災害の発生、金利水準、運用ポートフォリオの成績に依存。国際事業の比率が高く、為替・各国規制の影響も大きい。
この会社をどう読むか
AIG は「2008年危機を超えて再生した保険の大手企業」というストーリーで読む銘柄。
金融危機時の緊急救済という暗い過去を超え、事業の選別・分離・再集中を通じて損害保険特化の会社に変貌した。かつての複雑な企業体ではなく、シンプルな商業保険会社としての再出発。配当と自社株買いの継続性、引受規律の再確立が、長期の評価を決める。
バランスシート (要約)
資産 $161.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $41.1B(26%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$1.3B
- 長期借入金$9.2B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $26.8B
- 売上成長率
- −1.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 11.6%
- ROE
- 7.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $3.3B
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 12.4%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $976M
- 配当性向
- 31.5%
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