
AIM
AIM ImmunoTechパイプラインの数を競うのではなく、一本の免疫刺激剤の使い道を広げ続けることに数十年を費やしてきた点が他の小型バイオと違う。長く続いた分だけ、累積した開発費と株数の膨張も他社より重い。
収入と呼べるものは、承認済みのAlferon N注射剤と、患者側が費用を負担してアンプリジェンを使うコストリカバリー制度からのわずかな入金しかない。この制度からの2025年の売上は$88,000で、前年の$170,000からさらに減った。
2025年末の株主資本は約$9.8Mのマイナスで、期限までに埋めるには大型の増資しか手がない。株価が$0.10を割れば自動的に上場廃止となる規定もある。2025年6月の1対100の株式併合で低位株の基準はいったん戻したが、増資のたびに株数が膨らむ流れは止まっていない。
研究開発費を2024年の約$6.2Mから2025年は約$3.9Mへ削り、治験の外注費と人件費を先に絞った。手元の現金を延命に回しながら、資金と知見を持つ共同開発の相手を探すことを最優先に掲げている。
上場を続けられるかどうかが、資金調達のあらゆる前提を握っている。NYSEアメリカンからは株主資本を$6Mまで戻すよう求められており、期限は2026年6月11日に切られている。
この会社をどう読むか
AIM ImmunoTechの主力候補アンプリジェンは、新型コロナウイルスの流行で一時名前が知られた。だが開発そのものは流行のはるか前から、慢性疲労症候群の治療薬候補として何十年も続いてきたものだ。
いまこの会社を追い込んでいるのは、試験結果よりも期限のほうだ。NYSEアメリカンから株主資本を$6Mまで戻すよう求められ、2026年6月11日という日付が切られている。年間の売上は$88,000、株主資本は約$9.8Mのマイナス。長い開発史を持つ会社が、薬ではなく上場の維持で試されている。
バランスシート (要約)
資産 $6M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$310K
- 固定資産$2M
- 流動負債$6M
- 長期借入金$927K
- 短期借入金$4M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $88K
- 売上成長率
- −48.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$11M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −12451.1%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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