AIP
Arteris半導体の中で回路の塊どうしをつなぐ通信という、地味だが複雑化する半導体で重要性が増す一点に特化した専業の地位が最大の強み。人工知能や自動車向けの半導体が複雑になるほど、この通信の設計が効いてくる。多数の半導体設計企業に採用され、量産のたびに対価が積み上がる構造を持つ立ち位置にいる。
一つの半導体の中には、計算や記憶など役割の異なる回路の塊が多数あり、それらを効率よくつなぐ通信の仕組みが要る。その通信の設計図を、半導体を設計する企業に貸し出すのが収益の柱。設計図を使う際の利用料と、その半導体が量産されるたびに受け取る対価で稼ぐ。人工知能や自動車向けの複雑な半導体で需要が伸びる。設計図の利用と量産の対価で稼ぐ構造になっている。
半導体の新しい設計の数が減れば、設計図の利用料と量産の対価がともに細る。半導体の設計図を握る巨大企業が、同じ通信の機能を取り込めば独立性が薄れる。主要な顧客が自前で通信の仕組みを作れば、利用が減る。黒字化が遅れれば、資金繰りへの不安が株価に重くのしかかる。
配当を出さず、現金を設計図の開発と新しい技術への投資に充てて成長を優先する経営。人工知能のチップや、複数の小さな半導体をつなぐ先端の実装に対応した設計図を磨く。採用する設計企業を増やし、量産の対価の積み上げで黒字化を目指す方針が特徴になっている。
半導体の設計件数と、複雑化、競合との差に依存する。人工知能や自動車向けの複雑な半導体の設計が増え続けるか、回路の塊をつなぐ通信の重要性が高まるか、半導体の設計企業がこの設計図を使い続けるか、そして大手の設計図の提供者に押されないかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $115M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益が支払利息に届いていない
- 現金・現金同等物$34M
- 他の流動資産$48M
- 固定資産$33M
- 流動負債$73M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $71M
- 売上成長率
- 22.3%
- 粗利率
- 90.2%
- 営業利益率
- −47.0%
- 純利益率
- −49.2%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $7M
- フリーCF
- $5M
- 営業CFマージン
- 9.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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