
世界4大保険ブローカー(Marsh、Aon、WTW、Gallagher)の一角。継続的な買収で地理的・業種的カバレッジを拡張してきた実績。Brokerage ビジネスの高い利益率と資本効率、リカーリング性の高い収益構造。
法人向け保険ブローカー(保険商品の仲介手数料)、再保険ブローカー、リスクマネジメント助言、請求処理サービス(TPA)等を世界中の企業・自治体に提供。Brokerage と Risk Management の2セグメント。保険料率と仲介手数料の両方で稼ぐ。
ソフトマーケット(保険料率下落)で仲介手数料が減少。大型買収の統合失敗。同業競合(Marsh McLennan、Aon、WTW)との顧客獲得競争で単価下落。景気後退で法人の保険購買が削減される。
連続増配と自社株買いを継続。買収を成長の主戦術とし、毎年数十件規模の小〜中型ブローカーを買収。規模の経済を活かした利益率改善を継続的に実現。
世界の保険料率(ハードマーケットで手数料収入が増加)、法人の事業活動、M&A によるブローカー買収の成功、保険会社との関係に依存。保険業界全体のサイクル(ハード/ソフト)が業績を大きく左右する。
この会社をどう読むか
Arthur J. Gallagher は「保険業界のハードマーケット」の恩恵を大きく受ける銘柄。
保険ブローカーは、保険料率が上がる(ハードマーケット)局面で手数料収入が増加するため、大型災害や業界全体のリスク認識が強まる時期に業績が伸びる。連続買収による規模拡大と、リカーリング性の高い仲介ビジネスの両方で、長期の複利成長を実現してきた典型的な「資本効率重視の成長銘柄」。
バランスシート (要約)
資産 $70.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $23.3B(33%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$1.4B
- 他の流動資産$33B
- 固定資産$36.3B
- 流動負債$32.5B
- 長期借入金$12.1B
- 短期借入金$640M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $13.9B
- 売上成長率
- 20.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 10.7%
- ROE
- 6.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.9B
- フリーCF
- $1.8B
- 営業CFマージン
- 13.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $667M
- 配当性向
- 44.6%
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