財務データが揃わず、性格の分類はしていない
いま市場にある放射性のがん薬は2つだけで、どちらも狙う目印は1種類、承認された対象のがんも1つずつにとどまる。この会社は目印の種類を広げる側に賭けており、原料の調達から製造までを社内に抱える点でも、外注に頼りがちな新興勢と姿勢が異なる。
主な候補は、ミニたんぱく質AKY-1189にアクチニウム225という放射性の物質を結びつけた[225Ac]Ac-AKY-1189。がん細胞の表面にあるネクチン4という目印にだけ結びつき、そこで放射線を出してがんを内側から壊す仕組みを狙う。2025年4月にFDAから治験の許可を得て、尿路上皮がんなどネクチン4を持つ腫瘍を対象にした複数施設の第1b相試験を米国で始めた。
アクチニウム225は供給が限られ、作った瞬間から放射能が減っていく。原料の確保と製造・輸送の段取りを崩せば、臨床も供給もそこで止まる。薬を売る段階には遠く、収入のないまま費用がかさむ状態が当面続く。
治験の前進と、原料の調達や製造の体制づくりを同時並行で進める開発の経営。2025年のFDA治験許可を足がかりに、2027年の初期結果に向けて臨床開発を積み上げている。
価値のほぼ全部が、第1b相の初期結果を見込む2027年第1四半期という一点に寄っている。それまで新しい判断材料は増えず、開発費だけが出ていく期間が続く。
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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