Alector は、脳の中の免疫を担う細胞に着目し、前頭側頭型の認知症やアルツハイマー病といった神経の難病を狙う抗体を開発する臨床段階のバイオだ。
最大の特徴は、脳の中の免疫を担う細胞のはたらきを整えるという独自の着眼と、遺伝の異常で起きる前頭側頭型の認知症という的を絞った標的、海外の製薬大手との提携にある。一方で後期の試験の失敗が弱点で、脳の難病の薬の効き目を示す難しさ、巨大な製薬大手との競合、提携の相手の撤退、長い開発期間の赤字と希薄化も弱みになる。ALEC を読むときは、臨床試験の結果と提携、資金繰りを軸に見るとよい。