高速道路の草刈り機や除雪車という、地味だが政府の維持予算に支えられた安定した市場で首位級の地位を持つ点が最大の強み。景気後退に強いインフラ維持の需要に根ざし、連続増配を長く続けてきた。大手の総合メーカーの陰で、専業ゆえの高い利益率と安定成長を両立する地味な優等生の立ち位置にいる。
高速道路や公園、農地の草を刈る機械、雪を除く車両、下水道を維持する機器、道路を清掃する車といった、インフラや植生を維持する専門の機械を作って売るのが収益の柱。主な顧客は州や市などの政府機関と、維持を請け負う業者になる。欧州や豪州でも展開する。地味だが景気に左右されにくい維持の需要に応えて稼ぐ構造になっている。
州や市の予算が削減されれば、維持の機械の発注が細る。農業向けの機械は農家の景況に連動して上下する。鋼材やエンジンの原材料費の上昇を価格に転嫁しきれなければ採算が痛む。海外売上の比率があり、為替の変動も業績を揺らす。買収を重ねた事業の統合に費用がかさむこともある。
連続増配を長く続けながら、買収で事業と地域を広げる保守的な財務の経営。政府の維持予算に支えられた安定需要を土台に、無理のない拡大を保つ。原材料費の変動に対応しつつ、一貫した株主還元の姿勢を貫く方針が特徴になっている。
政府の維持予算と、植生管理の季節需要、原材料費に依存する。州や市のインフラ維持の予算が保たれるか、草刈りなど季節の需要が続くか、農業向けの機械の市況がどうか、そして鋼材やエンジンの原材料費を価格に転嫁できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.1B(71%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$310M
- 他の流動資産$688M
- 固定資産$609M
- 流動負債$218M
- 長期借入金$191M
- 短期借入金$15M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.6B
- 売上成長率
- −1.5%
- 粗利率
- 24.8%
- 営業利益率
- 9.5%
- 純利益率
- 6.5%
- ROE
- 9.0%
- ROIC
- 8.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $178M
- フリーCF
- $147M
- 営業CFマージン
- 11.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $14M
- 配当性向
- 13.9%
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