ALGS
Aligos Therapeutics三つの候補がどれも、新しい標的の一番乗りではなく、先行する同種の薬に対する比較優位を売りにしている。コロナウイルス向けの候補では、これまで必要だった補助薬なしで効かせられる点を挙げる。
承認薬はなく、売上らしい売上も立たない臨床段階の会社である。慢性B型肝炎のALG-000184、脂肪肝と肥満のALG-055009、コロナウイルスのALG-097558という三本を、自前で臨床試験まで運んでいる。
後期の試験で数字が出なければ、三本のどれもが振り出しに戻る。脂肪肝の領域では同じ作用機序の先行薬と競合し、先行薬より良いという主張そのものが比較で試される。承認までは赤字が続き、資金が細れば増資で持ち分が薄まる。
肝臓とウイルスという一つの土俵に開発を絞り、そこから外れる領域には手を広げない。中国向けの開発は提携先Amoytopに費用を持たせるなど、資金の出どころを外に求める姿勢が強い。
いちばん大きな賭けは、B型肝炎の標準治療である既存薬をALG-000184が置き換えられるかどうかに集まる。開発費は手元資金と、同社が検討中と明かす導出契約に頼っている。
この会社をどう読むか
Aligos Therapeuticsが並べる三つの候補には、共通する一つの構えがある。どれも未踏の標的への一番乗りではなく、すでに先行薬のある的を、より強く狙い直すという設計だ。
慢性B型肝炎のALG-000184は標準治療の置き換えを掲げ、脂肪肝と肥満のALG-055009は同じ作用機序の先行薬との比較を売りにする。裏を返せば、先行薬と正面から比べられて初めて価値が決まる会社であり、後期の試験で出る数字がそのまま企業価値になる。
バランスシート (要約)
資産 $89M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $54M(60%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$18M
- 他の流動資産$65M
- 固定資産$6M
- 流動負債$21M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2M
- 売上成長率
- −39.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −45.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$83M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −3774.2%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
ALGS の掲示板
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