まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
古い仕組みではなく、最初から雲の上で動くように設計した新しい基盤で、今どきの使いやすい画面を武器にする点が最大の強み。古いシステムからの置き換えの需要を取り込む。同じ地方銀行向けでも、より多くの機能を一つにまとめて素早く広げる、機能の幅広さで勝負するネット銀行の基盤の立ち位置にいる。
米国の地方銀行や信用組合に、利用者が使うスマホやウェブの銀行アプリの基盤を、雲の上の仕組みとして月額で貸し出すのが収益の柱。口座開設、送金、家計の管理、不正の検知など多くの機能をひとまとめに提供する。利用する銀行が増え、その先の利用者が増えるほど、月々の収入が積み上がる。買収で口座開設などの機能も取り込んだ。利用に応じた継続収入で稼ぐ構造になっている。
地方銀行の数が合併で減れば、顧客の母数そのものが細る。同じ地方銀行向けの基盤を手がける同業や、古くからの大手のデータ処理会社との価格と機能の競争が激しい。買収した機能の統合がうまくいかない恐れもある。成長を優先して赤字が続く間は、その採算への投資家の不安が株価に重くのしかかる。
配当を出さず、現金を研究開発と営業、機能を補う買収に大きく投じる成長投資型の経営。目先の黒字より、継続収入の積み上げと顧客の獲得を優先する。古い仕組みからの置き換えの需要を逃さぬよう、機能の拡張と統合を速める方針が特徴になっている。
銀行のIT投資と、顧客の獲得、機能の拡張に依存する。地方銀行や信用組合が古い仕組みからの切り替えに投資を続けるか、新しい銀行を顧客に取り込み、その先の利用者を増やせるか、買収した機能を一つの基盤にうまく統合できるか、そして黒字化までの赤字を投資家が許容するかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $847M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $362M(43%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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