まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
がんの薬の開発に、患者の腫瘍の特徴から効きそうな人を選ぶ独自の仕組みを一体で組み合わせ、試験の成功の確かさを高めようとする点が最大の特徴。やみくもに試すバイオとは違う。効きそうな患者を選んでがんの薬を試す小型のバイオの立ち位置にいる。
まだ収入はほとんどなく、がんの薬を開発する臨床段階のバイオだ。事業の核は、患者の腫瘍の遺伝子の特徴を調べ、その薬が効きそうな人をあらかじめ見分ける独自の仕組みにある。これを使い、看板の候補である、がん細胞の修復を妨げる飲み薬を、効きそうな患者に絞って試験で進める。すでに承認された別のがんの薬も抱える。効きそうな人を選ぶことで、試験の成功の確かさを高めることを狙う。承認後の薬の売上で、いずれ稼ぐ構造を描く。それまでは増資で開発を続ける。
看板の候補の試験が振るわなければ、会社の値打ちの大半を失う弱点を抱える。狙うがんの修復を妨げる薬は、すでに大手がいくつも出しており、患者を選ぶだけでは差として弱いとみなされる恐れもある。すでに承認された薬の売り出しが遅れれば、収入が立たない。デンマークと米国にまたがる運営も負担になる。承認までの道のりが長く赤字が続く。増資で持ち分が大きく薄まり、上場の維持も危うい。
配当を出さず、看板の候補の試験と承認済みの薬の売り出しを両にらみで進める経営。現在の経営者が率いる。患者を選ぶ仕組みを生かした試験の遂行と、承認済みの薬の売り出し、デンマークと米国の運営、増資による資金繰りの管理、提携の模索を進める。患者を選ぶ仕組みへの集中が、運営の中核になっている。
臨床試験の結果と、患者を選ぶ仕組み、資金繰りに依存する。看板の候補が中期から後期の試験で効き目を示せるか、効きそうな患者を選ぶ仕組みが本当に役立つと示せるか、広く使われる似た仕組みの薬との差を出せるか、そして増資で長い開発の資金をつなげるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $18M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $10M(54%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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