ALV
Autolivエアバッグ・シートベルトの世界シェア1位(約40%)で、規模と技術で後発が追随困難。アクティブセーフティ(カメラ、レーダー)部門は2018年に Veoneer として分離、現在は受動安全装置に集中。OEM ごとの車両プラットフォーム別カスタマイズ能力。
エアバッグ(運転席、助手席、カーテン、ニー等)、シートベルト、ステアリングホイールを世界の自動車メーカーに供給する世界最大の自動車安全装置メーカー。スウェーデン・ストックホルム本社。シェア約40%。Toyota、VW、Stellantis、Honda 等の主要 OEM との長期契約が中心。
世界自動車生産の急減速(半導体不足、EV 移行期の混乱等)。OEM との価格交渉で値下げ圧力。原材料価格高騰の転嫁遅れで粗利率圧迫。中国ローカル競合の台頭。自動運転時代のエアバッグ需要構造の変化。
配当と自社株買いを継続。自動車サイクルに応じたコスト調整能力が高く、景気変動下でも利益率の回復が早い。受動安全装置への集中で事業の一貫性を維持。
世界の自動車生産台数、新車の安全規格(NCAP 星数要件の厳格化)、地域別の新車構成(中国、欧州、北米の違い)、原材料(鋼、アルミ、化学品)価格、そして為替(欧州・新興国売上比率が高い)に依存。
この会社をどう読むか
Autoliv は「自動車部品の中でも規制で需要が担保されるカテゴリ」に立つ銘柄。
エアバッグ・シートベルトは新車の安全規格で事実上装着必須で、完成車メーカーが内製するより外部専門メーカーに委ねる方が効率的なため、Autoliv のような巨大サプライヤーが独占的地位を築いている。世界の自動車生産台数と素直に連動するサイクル性を持ちつつ、規制が需要の下限を保証する構造の銘柄。
バランスシート (要約)
資産 $8.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.6B(30%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$604M
- 他の流動資産$3.5B
- 固定資産$4.5B
- 流動負債$3.9B
- 長期借入金$1.7B
- 短期借入金$419M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $10.8B
- 売上成長率
- 4.1%
- 粗利率
- 19.2%
- 営業利益率
- 10.1%
- 純利益率
- 6.8%
- ROE
- 28.6%
- ROIC
- 18.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.2B
- フリーCF
- $716M
- 営業CFマージン
- 10.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $238M
- 配当性向
- 32.4%
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