まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
抗体のFc領域をあえて不活性化し、健康な血液細胞まで攻撃してしまう副作用を避けた設計が、同じCD47を狙う他社の薬との違いになっている。2本目の候補ALX2004はEGFRを標的にした抗体薬物複合体で、2025年8月にフェーズ1へ進んだ。
承認薬はまだなく、売上と呼べるものはない。主力候補のエボルパセプトは、がん細胞が出す「食べるな」信号(CD47)を遮る抗体。抗体部分を不活性化し、同種の他薬が抱えていた貧血などの副作用を避ける設計にした。HER2陽性の乳がんなど複数のがん種で、他剤と組み合わせた試験を進めている。
後期の試験で狙った効果が出なければ、看板候補への集中投資がそのまま裏目に出る。CD47を狙う手法は同業他社も含め過去に苦戦してきた領域で、資金をつなぎながら結果を待つ時間との勝負でもある。
増資で資金を確保し、その全額を臨床試験の遂行に回す組み立て。2026年2月の$140.3M調達で当面の資金繰りに区切りをつけ、候補を2本に絞ったまま開発を続けている。
臨床試験でエボルパセプトの効き目と安全性を示せるかが第一で、そこに開発資金が続くかが重なる。2025年末の手元資金$48.3Mに2026年2月の増資$140.3Mが加わり、2028年前半までの運転資金は確保した。
資産 $59M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $26M(44%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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