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Antero Midstream集ガス管と圧縮機に加え、オハイオ川から井戸元まで淡水を運ぶ埋設パイプと貯水池、排水の処理設備まで自前で持つ。掘る側は水の手配と後始末を別の業者に頼まなくて済み、それが1社との長期契約を固くしている。
低圧の集ガス、圧縮、高圧の集ガスの三つでMcfあたりの料金を取り、掘削に使う淡水をパイプで井戸元まで届ける分にも定額を受け取る。料金はいずれも毎年の消費者物価に連動して改定され、集ガスと圧縮には2035年まで続く最低数量の約束が付いている。
天然ガス価格が下がってアンテロ・リソーシズが掘削を絞れば、既存の井戸は自然に減退するだけとなり集ガス量が細る。ユティカ売却で受け取る4億ドルは借入の返済に充てる計画で、成約が遅れればその分だけ負債の重さが残る。
2025年12月にHGミッドストリームを11億ドルで買うのと同じ日に、オハイオのユティカ資産を4億ドルで手放す契約も結んだ。持ち場をウェストバージニアのマーセラスへ寄せ、売却代金は借入の返済に回す組み替えを進めている。
収入はほぼ全額がアンテロ・リソーシズ1社の掘削と仕上げの量から生まれ、同社が井戸を減らせば運ぶガスも水も同時に減る。オハイオ川と周辺の水系から取水する2本の淡水パイプ網を止めずに回せるかが、水処理側の収入を決める条件になる。
この会社をどう読むか
パイプライン運搬という地味な設備業に見えるが、実態は一つの掘削会社の生産計画に丸ごと紐づいた専属インフラだ。掘る側は水の手配から後始末までまとめて任せられるので、この関係はそう簡単にはほどけない。
見るべきは天然ガスの値段ではなく、その一社が年に何本の井戸を仕上げるかのほうになる。2025年末に持ち場をオハイオからウェストバージニアへ移す契約を結んだのも、相手の掘削計画に自分の設備を合わせ直す動きとして読める。
バランスシート (要約)
資産 $5.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2B(34%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$180M
- 他の流動資産$199M
- 固定資産$5.5B
- 流動負債$111M
- 長期借入金$3.2B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.2B
- 売上成長率
- 7.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 54.2%
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- 9.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $932M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 78.5%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $439M
- 配当性向
- —
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