まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
半導体が普段使う電圧よりさらに低い領域で動かすことで、一般のマイコンより一桁以上も消費電力を抑える独自の技術が最大の強み。電池の持ちを日単位から週単位へ延ばせる差別化を持つ。一般のマイコンの大手とは異なり、電池で長く動かしたい機器という一点に特化した、超低消費電力の半導体の新興の立ち位置にいる。
スマートウォッチや補聴器、血糖の測定器、産業のセンサーといった、電池で長く動かしたい機器向けに、消費電力を極限まで抑えた半導体を設計するのが事業の柱。半導体が普段使う電圧よりさらに低い領域で動かす独自の技術により、電池の持ちを桁違いに伸ばすとうたう。自社では工場を持たず、製造は外部の工場に委ねる。設計した低消費電力の半導体の販売で稼ぐ構造になっている。
スマートウォッチやウェアラブルの市場の成長が鈍れば、需要が伸び悩む弱点を抱える。規模で勝る大手の半導体メーカーが、超低消費電力の分野に本格参入すれば、価格の競争が激しくなる。半導体の製造の微細化が進むと、独自の技術の優位が薄れる恐れもある。少数の大口の顧客に売上が集中し、その動向に業績が大きく左右される。上場直後ゆえの希薄化もある。
配当を出さず、上場で得た資金を、独自の超低消費電力の技術の改良と、機器メーカーへの採用の拡大に集中投下する経営。共同創業者が率いる。外部の工場との長期の関係を土台に、腕時計や医療の機器という電池駆動の市場に資源を絞り、独自の技術の優位を磨く方針が特徴になっている。
ウェアラブルの需要と、独自技術の優位、顧客の集中に依存する。腕時計やウェアラブル、医療の機器の市場が伸びるか、独自の超低消費電力の技術の優位を保てるか、外部の工場の製造の能力を確保できるか、そして少数の大口の顧客への依存を和らげられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $185M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $162M(88%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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