まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
一度承認まで至った薬を、試験の失敗で自ら市場から撤退させたという、業界でも稀な経緯を持つ点が特徴になる。その撤退前に得た現金を元手に、別の病気を狙う候補へ賭け直す出直しの局面にある。承認と撤退の両方を経験した数少ないバイオとして、新しい候補の成果に懸ける、再建途上の立ち位置にいる。
もとは、筋肉が衰える進行性の難病の飲み薬で承認を得て販売したが、その後の大規模な試験で効き目を示せず、自ら市場から撤退した経緯を持つ。今は売上がほぼなく、撤退前に得た現金を元手に、別の病気を狙う新しい候補の開発に出直している。狙うのは、血糖が下がりすぎる病気や、別の希少な難病など。承認薬の実現はこれからで、当面は手元の資金で開発を進める段階の構造になっている。
出直しの柱に据える新候補が試験で失敗すれば、頼る成長の柱を失い、事業の継続そのものが危うくなる弱点を抱える。承認薬がなく売上が乏しいまま赤字が続き、増資で持ち分が薄まる。一度承認された薬を撤退させた経緯から、市場の信頼が傷ついている。撤退の残務や訴訟の恐れも重荷になる。投資家からの清算を求める圧力もかかりうる。
配当を出さず、撤退前に得た現金を元手に、見込みの高い新候補の開発に絞り込む再建期の経営。経営陣の交代と大規模な人員の削減で費用を抑える。一度に多くを抱えず、出直しの柱となる候補に資源を集中し、残る現金で承認までの道をつなぐことを最優先に置く方針が特徴になっている。
新候補の試験と、残る現金、規律ある運営に依存する。出直しの柱に据える血糖の病気などの候補が試験で効き目と安全性を示せるか、撤退前に得た現金を保ちながら開発を続けられるか、過去の撤退の残務の費用を抑えられるか、そして見込みの高い候補に資源を絞れるかが、株価を左右する大きな前提になる。
資産 $333M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $305M(92%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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