AMPG
AmpliTech Group携帯端末に載る汎用チップではなく、衛星や宇宙、量子計算といった微弱な信号を扱う側に寄っている。買収を重ねた結果、集積回路の設計から半導体パッケージ部品の供給まで自社の中に揃った。
衛星通信や次世代携帯網、宇宙、防衛、量子コンピューティング向けに、雑音の少ない増幅器やその集積回路を設計・製造して売る。顧客ごとの個別設計を請け負う受託開発も収入になる。
汎用チップを大量に作る半導体大手が低雑音アンプに本腰を入れれば、価格で押し切られる。量子計算のような新しい用途の立ち上がりが遅れれば、先に積んだ設備と設計費を回収できない。
資産の買収で事業を継ぎ足しながら、研究開発にも同時に金を入れる。増資を重ねて次世代通信網や量子計算の領域に足場を作ろうとしている。
衛星通信や次世代携帯網の設備投資のペースと、防衛関連の予算に依存する。製品の多くが顧客仕様のため、受注の量も時期も読みにくい。
この会社をどう読むか
AmpliTech Groupは、雑音の少ない増幅器という一つの技術を持ったまま、買収でできることを継ぎ足してきた会社だ。
2019年にSpecialty Microwaveの資産を取得し、SATCOM向けの部品を手に入れた。2021年にはSpectrum Semiconductor Materialsを取得し、半導体パッケージの供給網とテキサスのMMIC設計拠点を加えた。幅は広がったが、次世代携帯網も量子計算も、まだ立ち上がりきっていない市場である点は変わらない。
バランスシート (要約)
資産 $51M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $33M(64%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$20M
- 固定資産$26M
- 流動負債$15M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $25M
- 売上成長率
- 165.0%
- 粗利率
- 23.9%
- 営業利益率
- −29.1%
- 純利益率
- −27.8%
- ROE
- −21.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$9M
- フリーCF
- −$10M
- 営業CFマージン
- −34.5%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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