AMST
Amesiteもともと人工知能を教育分野に応用する会社だったが、その技術基盤をそっくり医療分野に転用した点が珍しい。2025会計年度に事業の軸足を完全に移したという、社名の由来とは中身が違う会社になっている。
個人の看護師が無料で使えるアプリ版と、在宅看護やホスピスなど介護施設が契約する法人版の2本立てで、記録作成や連絡業務を助けるAIツールを提供する。法人版の利用料が収益の中心になる見込みだが、まだ収入はごくわずかにとどまる。
大手の電子カルテ会社や、同じくAIを売りにする新興勢が次々参入する市場で、まだ売上の乏しい極小の会社が競り勝てる保証はない。旧事業だった学習管理システム「Amesite Engage」は、開発の手を止めたまま残っている。
特許を14件保有する技術志向の姿勢を保ちつつ、正社員6人・コンサルタント2人という極めて小さな体制で開発を回している。SNS上で3万7千人超のフォロワーを抱え、口コミでの普及を狙う。
無料アプリでどれだけ看護師のユーザーを集められるかと、そこから法人契約にどれだけ結びつけられるかの二段階に事業がかかっている。医療分野特有のHIPAA(医療情報保護法)への対応を保てるかも試金石になる。
この会社をどう読むか
Amesiteという社名からは、教育系のAI企業という印象を受けるかもしれない。実際、長らく企業研修向けの学習管理システムを手掛けてきた会社だが、2025会計年度にその軸足を丸ごと医療分野へ移した。
新しい主力製品「NurseMagic」は、看護師の記録作成や連絡業務を助けるAIアプリで、個人向けの無料版から法人向けの契約に引き上げる二段構えで営業する。旧来の教育プラットフォームは開発を止めたまま残しており、社名と中身が食い違う、事業をまるごと入れ替えた会社であることが最大の読みどころになる。
バランスシート (要約)
資産 $3M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3M(88%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$100K
- 固定資産$663K
- 流動負債$359K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $110K
- 売上成長率
- −33.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −132.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$2M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −2222.8%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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