
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
電気の力でがんの組織を壊す独自の機器で、膵臓のがん向けに業界で唯一の承認を得ている点が最大の特徴。前立腺のがんでも臨床を進める。血の塊を取り除く機器でも、成長する市場に新たに参入する。総合的な医療機器の大手とは異なる、血管とがんという特定の分野に絞り、独自の機器を持つ小型の専門の医療機器の会社の立ち位置にいる。
血管とがんを治療する医療機器を作るのが事業の柱。成長を見込む分野では、電気の力でがんの組織を壊す独自の機器や、血管に詰まった血の塊を取り除く機器、レーザーで動脈の詰まりを削る機器を扱う。これに加え、血管に造影剤を流す管や、点滴の差し込み口といった、従来からの血管の機器も持つ。成長分野に重心を移し、従来の機器の一部は売却する。医療機器の販売で稼ぐ構造になっている。
電気でがんを焼く独自の機器の採用のペースが鈍れば、成長の柱が揺らぐ弱点になる。血の塊を取り除く機器も、先行する競合との競争で劣勢に立つ恐れがある。従来の機器を売却した後、規模が縮んで固定の費用を吸収しにくくなることもある。臨床試験の結果の不備や、赤字の長期化も逆風になる。
配当を出さず、従来の血管の機器の一部を売却し、成長を見込むがんと血管の機器に集中する事業の再編を進める過渡期の経営。新しい機器の採用を推し進めることに注力する。成長分野への集中と、独自の機器の採用の拡大を軸に、立て直しを図る方針が特徴になっている。
新しい機器の採用と、競合、事業の売却に依存する。電気でがんを焼く独自の機器が、膵臓や前立腺のがんで広く採用されるか、血の塊を取り除く機器が、肺の血管の詰まりの市場で競合とのシェアを取れるか、動脈の詰まりを削る機器が採用を伸ばすか、そして従来の機器の売却を終えて成長分野に集中できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $267M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $171M(64%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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