
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
新しい作用の仕組みの薬を作るのではなく、脳波と人工知能で薬が効きそうな患者を選び出すという、業界でも珍しい発想が最大の特徴。脳波という安価で体への負担の少ない検査と人工知能を組み合わせる。患者を選ぶことで、既存や新規の薬の効き目を高めることを狙う。脳波で患者を選ぶ精密な精神医療に挑む臨床バイオの立ち位置にいる。
精神疾患の薬を開発するのが事業の柱。特徴は、脳波の電気の活動の型を人工知能で分析し、特定の薬が効きそうな患者をあらかじめ選び出す独自の手法にある。新しい作用の仕組みの薬を作るより、患者を選ぶことで効き目を高める発想を取る。うつ病や心的外傷後ストレス障害、統合失調症などを狙う複数の候補を進める。承認薬はまだなく、当面は資金調達で試験を進める段階の構造になっている。
主力候補が中期の試験で効き目を示せなければ、価値が大きく傷む弱点を抱える。脳波で患者を選ぶ手法そのものの有効性が、まだ十分に証明されていない。脳波で選んだ限られた患者だけにしか効かないと示されれば、市場が狭まる。承認薬がなく赤字が続き、増資で持ち分が薄まる。新しい作用の仕組みの薬を持つ大手との競争もある。
配当を出さず、現金を複数の候補の中期の試験に投じる経営。脳波で患者を選ぶ独自の手法を軸に、複数の候補を並行して進めることで、手法の価値を積み上げる。著名な大学の研究者が率いる研究主導の文化を持ち、増資で承認までの赤字の期間をつなぐ方針が特徴になっている。
主力候補の試験と、手法の証明、資金繰りに依存する。脳波で選んだ患者を対象にしたうつ病などの主力候補が中期の試験で効き目を示せるか、脳波で患者を選ぶという独自の手法が有効だと証明されるか、そして承認まで長く続く赤字を資金調達で支えられるかが、株価を左右する大きな前提になる。
資産 $185M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $151M(82%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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