Alto Neuroscience は、脳波と人工知能で、薬が効きそうな精神疾患の患者を選び出す独自の手法を持つ臨床段階のバイオだ。
最大の特徴は、新しい作用の仕組みの薬を作るのではなく脳波と人工知能で薬が効きそうな患者を選び出す珍しい発想と、脳波という安価で負担の少ない検査の活用、患者を選んで効き目を高める狙いにある。一方で主力候補の中期の試験の失敗が価値を大きく傷め、患者を選ぶ手法そのものの証明の不足、選んだ患者だけに市場が狭まる恐れ、承認までの赤字と希薄化、大手との競争も弱みになる。ANRO を読むときは、主力候補の試験と手法の証明、資金繰りを軸に見るとよい。

