
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
熱間で鋼板を圧延するロールで世界でも上位のシェアを持ち、とりわけ特殊な高品位の鋼やステンレス向けのロールで差別化する点が最大の特徴。九十五年を超える業歴と、世界の鉄鋼の業界との深い関係を持つ。産業用の空調の機器の事業も併せ持つ。一般の金属の会社とは異なる、鉄鋼の工場向けの圧延ロールで世界上位の特殊な金属の小型のメーカーの立ち位置にいる。
鉄鋼の工場向けの設備と、産業用の空調の機器を作るのが事業の柱。柱は二つで、一つは、熱間で鋼板を圧延するための、鍛造や鋳造の巨大なロールで、世界の鉄鋼の工場に供給し、世界でも上位のシェアを持つ。米国や英国、スロベニア、中国で製造する。もう一つは、産業用の空気のコイルや、水の冷却器、ポンプ、空気を扱う機器。百年近い歴史を持つ老舗で、鉄鋼の業界の設備の供給元として、世界の鉄鋼の景気に連動する。これらの設備の販売で稼ぐ構造になっている。
世界の鉄鋼の不況、たとえば中国の減産や、欧米の需要の減速が弱点になる。中国やインドのロールの同業の安値の攻勢もある。産業用の空調の機器の部門の低迷もある。赤字が続けば、止めている配当の復活が難しくなる。近年は、鉄鋼の需要の低迷で業績が悪化し、配当を止めて立て直しを進める段階にある。
配当を止め、事業の再編と借入の削減を優先する立て直し段階の経営。鉄鋼の景気の回復を待つ、耐える局面にある。国の政策による、電気自動車や再生可能エネルギー向けの米国の鉄鋼の需要の拡大を、長期の追い風として期待する。鉄鋼の周期の回復の待機と、事業の再編が、運営の中核になっている。
世界の鉄鋼の生産と、設備投資、為替に依存する。世界の鉄鋼の生産、とりわけ自動車や建設、エネルギー向けの高品位の鋼の生産が保たれるか、鉄鋼のメーカーの設備投資が活発か、ロールの価格に連動する原料の費用を抑えられるか、そしてユーロや人民元、英ポンドの為替の変動をこなせるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $495M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $33M(7%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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