産業コングロマリット型の運営 — 数百の事業ユニットを機動的に管理し、買収で継続的に規模拡大。AI データセンター向けの高速 I/O コネクタ(400G/800G)、EV 向け高電圧コネクタ、航空機向け高耐久コネクタなど、高成長セグメントへの配分で利益率を維持。
コネクタ(電子接続部品)、センサ、光ファイバ、アンテナを世界中の産業機器、通信インフラ、自動車、軍事・航空宇宙、モバイル機器、データセンター向けに供給。TE Connectivity と並ぶ世界コネクタ市場の2強。数百の子会社・ブランドを機動的に運営。
製造業全体の減速で汎用コネクタ需要が冷える。自動車生産急減で車載コネクタ事業が圧迫。AI 投資の一服。原材料(銅、金属)価格高騰。TE Connectivity との価格競争激化。
連続増配と定期的な株式分割。優秀な CEO の長期在任と、分権型の子会社運営で買収統合を成功させてきた実績。ROIC を高く保つ資本効率重視の経営。
世界の製造業活動、自動車生産(EV・ADAS で1台あたりコネクタ数増)、AI データセンター建設、5G 通信、防衛予算、そしてコネクタ単価の上昇(製品高性能化)に依存。
この会社をどう読むか
Amphenol は「コネクタという地味な領域で、AI 時代に再注目される」銘柄。
コネクタは基板間・機器間の電気接続部品で、AI データセンターではサーバー間・ラック間の高速データ伝送に使われる。AI 投資拡大で高速コネクタ需要が急増し、EV では1台あたりの使用本数が従来車比で大きく増える。Danaher や AMETEK のような産業コングロマリット型運営で、買収と有機成長の両輪で複利的に成長している。
バランスシート (要約)
資産 $36.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $13.4B(37%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$11.1B
- 他の流動資産$9.1B
- 固定資産$16B
- 流動負債$6.8B
- 長期借入金$14.6B
- 短期借入金$937M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $23.1B
- 売上成長率
- 51.7%
- 粗利率
- 36.9%
- 営業利益率
- 25.4%
- 純利益率
- 18.5%
- ROE
- 31.8%
- ROIC
- 16.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $5.4B
- フリーCF
- $4.4B
- 営業CFマージン
- 23.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $802M
- 配当性向
- 18.8%
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