大型のビル向けの高性能のガラスやカーテンウォールで米国の先頭に立つ点と、絵画や美術館向けの額装用の特殊なガラスという、景気に左右されにくいニッチで世界的な地位を併せ持つ点が最大の強み。オフィス以外の病院や美術館の需要も取り込む。汎用の建材とは異なる、高性能のビル用ガラスと額装ガラスを併せ持つメーカーの立ち位置にいる。
商業ビルの建設に使う、ガラスとアルミの建材を作るのが事業の柱。柱は四つで、ビルの外壁を覆うアルミの枠やカーテンウォール、断熱や遮光に優れた高性能のビル用ガラス、大型のビルへのガラスの施工、そして絵画や美術館向けの額装用の特殊なガラスからなる。オフィスや病院、ホテル、美術館といった北米の商業の建設のプロジェクトが主な相手になる。これらのガラスとアルミの建材で稼ぐ構造になっている。
商業の建設の景気に大きく左右され、とりわけ在宅勤務で弱ったオフィスの建設の縮小が需要を細らせる弱点を抱える。アルミやエネルギーの価格の高騰は採算を圧迫する。建設の景気の終盤では、抱える受注残が減る。建設の現場の人手の不足も逆風になる。景気の波に振られる事業の性質を持つ。
配当を続けながら、各事業の収益性の改善と、買収を交えた構成の見直しを両立させる規律ある経営。オフィスの建設の逆風に対し、病院や美術館の需要と、景気に左右されにくい額装用のガラスで下支えする。建設の景気の波に向き合いつつ、独自のニッチの安定を生かす方針が特徴になっている。
商業建設と、原料費、不動産の景気に依存する。オフィスや病院、ホテルといった商業の建設の着工が活発で建材の需要が続くか、アルミやガラスの原料費を抑えられるか、北米の不動産の景気の波を乗り切れるか、そして抱える受注残が将来の売上を支えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $512M(46%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$40M
- 他の流動資産$400M
- 固定資産$683M
- 流動負債$267M
- 長期借入金$232M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.4B
- 売上成長率
- 3.2%
- 粗利率
- 22.7%
- 営業利益率
- 6.0%
- 純利益率
- 3.9%
- ROE
- 10.6%
- ROIC
- 9.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $122M
- フリーCF
- $95M
- 営業CFマージン
- 8.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $22M
- 配当性向
- 41.0%
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