
APRE
Aprea TherapeuticsDNA修復酵素WEE1とATRという異なる二つの標的を同時に走らせ、片方が失速してももう片方に軸足を移せる二正面の設計にしている。ATRN-119は臨床入りした経口の大環状ATR阻害薬として最初の部類に入る。
承認薬も売上もない臨床段階の会社で、開発費は増資でまかなう。主力のWEE1阻害薬APR-1051は2026年1月、子宮内膜がんの患者でCA-125値が732から70へ下がるなど、初期の効果を示す反応が報告された。もう一本のATR阻害薬ATRN-119は単剤での試験を止め、放射線治療や抗体薬物複合体との併用に舵を切っている。
p53を標的にした旧主力APR-246はAtrin買収を機に開発を止めた過去があり、看板候補の乗り換えは一度きりではない。ATRN-119は単剤路線を自ら断念しており、併用相手が見つからなければ開発の軸を失う。
p53を狙う路線から2022年のAtrin買収で丸ごと乗り換えた経営陣が、標的の異なる候補を並走させて単一事業を避ける組み立てを続けている。
APR-1051の用量漸増試験が2026年第3四半期に完了する見込みで、そこで示す効果と安全性の両立が次の資金調達の材料になる。ATRN-119は併用相手となる薬や研究機関を見つけられるかが開発継続の前提になる。
この会社をどう読むか
Aprea Therapeuticsが賭けるのは「合成致死」で、DNAの傷を直す仕組みが元から弱いがん細胞だけを狙う考え方だ。承認薬はまだなく、飲み薬の候補2系統を臨床で同時に走らせながら、開発費は増資で賄っている。
主力のWEE1阻害薬APR-1051は2026年1月から2月にかけて、子宮内膜がんの患者でCA-125値が大きく下がる反応が相次いで報告された。もう一本のATR阻害薬ATRN-119は単剤での開発を止め、放射線治療などとの併用に軸足を移しており、二本の矢のどちらが先に形になるかが今後の焦点になる。
バランスシート (要約)
資産 $16M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $12M(78%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$15M
- 他の流動資産$962K
- 固定資産$372K
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −101.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$13M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
APRE の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…