配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
車の電気を通す配線網と、運転支援・電装の頭脳の両方を握る点が強み。車が電動化・高度化するほど一台あたりの電子部品が増え、その恩恵を直接受けられる。世界の自動車メーカーとの長年の関係と、配線からソフトまで一括で供給できる総合力を持つ立ち位置にいる。
自動車の電気を通す配線網(ワイヤーハーネス)と、運転支援や車載コンピューターなど電子・ソフトの部品の販売が収益の柱。自動車メーカーへ供給し、車の生産台数と一台あたりの電装の量に応じて売上が決まる。車が電動化・高度化して電子部品が増えるほど、稼げる構造になっている。
景気後退で自動車の生産・販売が冷えると、部品の需要が落ちる。自動車メーカーからの値下げ圧力や、原材料・人件費の上昇は利益を圧迫する。電動化の進み方が想定とずれることや、配線網は労働集約的でコストの影響を受けやすい点も、収益の重しになりうる。
配当を出さず、稼いだ資金を電動化・運転支援向けの技術投資と、事業の再編に振り向ける経営。配線網と電子・ソフトの両輪で車の高度化を取り込み、自動車メーカーからの値下げ圧力に効率化で対抗しながら、電装の増加を取り込んで稼ぐ力を高める方針が特徴。
世界の自動車生産台数と、車の電動化・高度化の進み具合に依存する。自動車メーカーの生産が活発か、電動車や運転支援で一台あたりの電子部品が増えるか、配線や電子の受注を取れるか、そして部品の値上げを通せるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $23.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $9.2B(39%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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