まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
高い熱で燃やす従来のやり方ではなく、水に溶かして電気を流す、エネルギーの少ない独自の方法で使用済みの電池から金属を取り出す点が最大の特徴。大規模な電池工場の近くに拠点を置く利点も持つ。使用済みの電池から金属を水で取り出す技術を持つ小型の会社の立ち位置にいる。
使用済みの電池から金属を取り出して売るのが事業の柱だが、収入はまだ乏しい。役目を終えた電気自動車などのリチウムの電池には、リチウムやニッケル、コバルト、銅といった貴重な金属が含まれる。従来はこれを高い熱で燃やして取り出すが、この会社は、水に溶かして電気を流す独自の方法で、より少ないエネルギーで取り出すことを狙う。取り出した金属を電池の原料として売る。元は鉛の電池の再生を手がけていたが、リチウムの電池へ転じた。これらの金属の回収と販売で稼ごうという構造を描く。
リチウムやニッケルの相場が低迷すると、取り出す金属の値打ちが下がる弱点を抱える。水を使う独自の方法を、採算の合う規模まで広げる費用が膨らむ恐れもある。同じ電池の再生を手がける競合が多く、なかには資金繰りに行き詰まった例もある。電池の供給の量や、税の優遇の行方にも左右される。商業化の途上で赤字が続き、現金が細れば増資で持ち分が薄まる。
配当を出さず、独自の方法の工場の商業化への投資と資金繰りの両立を図る経営。現在の経営者が率いる。水を使う独自の方法の規模の拡大と、電池の供給の確保、税の優遇の活用、増資による資金繰りの管理を進める。独自の方法の商業化が、運営の中核になっている。
金属の相場と、独自の方法の規模拡大、税の優遇に依存する。取り出すリチウムやニッケルの相場が保たれるか、水を使う独自の方法を採算の合う規模まで広げられるか、国の税の優遇が後押しになるか、そして商業化の途上の赤字のなか増資で資金繰りをつなげるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $20M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $15M(75%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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