AQMS
Aqua Metals高熱で溶かす従来の製錬ではなく、電気を流して溶液中で金属を回収する排出の少ない方式にこだわる点が同業と違う。
使用済みリチウムイオン電池を砕いた黒い粉に電気を流し、リチウムやニッケル、コバルトを取り出して電池材料として売ることを目指す。ネバダ州の試験設備での連続運転までは届いたが、商業規模の操業はまだ始まっていない。
2024年11月に1対20、2025年8月に1対10と、1年足らずで2度の株式併合を行った。株価維持のための併合を繰り返すこと自体が、商業化までの資金調達の難航を映す。
2025年には売る品目を炭酸リチウムと混合水酸化物に絞り、確保していたリサイクル用地を手放して必要な設備投資を軽くした。身軽にして商業化までの距離を詰める算段だ。
取り出す金属の相場と、試験規模の工程を採算の合う大きさまで広げられるかに将来がかかる。商業設備を建てる土地と資金の出し手を、いまも探している段階にある。
この会社をどう読むか
Aqua Metalsは、使用済みの電池から金属を取り出す技術を2015年から10年以上磨いてきたが、いまだに商業規模の生産には届いていない。高熱で溶かす従来の製錬と違い、電気を流して溶液の中で金属を回収する排出の少ない方式にこだわり続けている。
2024年と2025年に相次いだ株式併合が、実証と商業化の間に残る距離をそのまま映している。実証の記録が積み上がる速さと手元資金が細る速さ、その引き算がこの会社の現在地をいちばんよく表す。
バランスシート (要約)
資産 $20M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $15M(75%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$11M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$6M
- 流動負債$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −153.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$10M
- フリーCF
- −$11M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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