
ARAY
Accurayロボットアームで狙う方式と、らせん状に回って体形に沿わせる方式を、1社で並行して持ち続けている。単一方式に絞る同業とは装置の選び方が違う。
ロボットアームで角度を変えながら照射するCyberKnifeと、らせん状に回りながら体形に沿って当てるRadixactの2機種を病院に納める。納めた後は、保守契約と消耗部品、据え付けや研修の役務が継続的な収入になる。
装置1台の値段が高いため、病院の予算が付かない年は受注が途切れる。市場の大半を自社よりはるかに大きい2社が押さえており、価格でも品ぞろえでも押し返しにくい。
1990年にカリフォルニアで設立し、1992年に操業を始め、2007年にデラウェアへ再登記した。いまも開発と製造をウィスコンシン州マディソンとカリフォルニア州サンタクララの二拠点に分けている。
病院やがん治療施設の設備投資が付く年かどうかで受注が動く。据え付け済みの装置から保守契約をどれだけ更新できるかが、装置販売の波を平らにする。
この会社をどう読むか
がんに放射線を当てる装置には、体の外から狙いを定める方法がいくつもある。Accurayが持つのは、ロボットアームで角度を変えて当てるCyberKnifeと、らせん状に回って体形に沿わせるRadixactの2機種だ。成り立ちのまるで違う方式を、1社で並べている。
この分野で1990年設立というのは古株の部類だが、市場の大半は自社よりずっと大きい2社が握っている。装置は1台が高額で、病院に予算が付いた年とそうでない年で受注が大きく振れる。だからAccurayは規模ではなく、方式の違いで局地戦を挑み続けている。
バランスシート (要約)
資産 $444M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $42M(9%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約3年分
- 現金・現金同等物$41M
- 他の流動資産$247M
- 固定資産$156M
- 流動負債$191M
- 長期借入金$146M
- 短期借入金$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $402M
- 売上成長率
- −12.3%
- 粗利率
- 27.7%
- 営業利益率
- −6.6%
- 純利益率
- −12.2%
- ROE
- −118.0%
- ROIC
- −11.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- −$13M
- 営業CFマージン
- −1.7%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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