
ARIS
Aris Miningコロンビア政府を相手取り、投資保護協定違反を主張して2018年に国際仲裁へ持ち込んだ経緯を持つ。2025年11月に金銭の授受を伴わない形で和解し、争いを当局との取り決めに置き換えた。地元の小規模採掘者と正式に契約を結び、鉱石の供給を受ける仕組みも併せ持つ。
2025年の産金量は約25.7万オンス。Segoviaでは日量2,000トンから3,000トンへの増強を進め、2025年6月に二基目のミルを据え付けた。Marmatoでは大規模採掘区画とプラントを建設中で、2026年第4四半期に初出鉱を見込む。掘り出した金地金を精錬業者に売って稼ぐ、価格を自ら決められない相場連動型の商売。
金相場が急落すれば利益が一気に細る。増産計画が遅れれば、期待していた生産量の伸びが先送りになる。コロンビアでの操業は政変や治安の悪化、規制変更の影響を受けやすい構造にある。
配当より、SegoviaとMarmatoの増産に資源を振り向ける経営。ガイアナのToroparuやコロンビアのSoto Norteといった将来案件の準備も並行して進める。2025年2月にはニューヨーク証券取引所本体への上場替えを果たした。
金の国際相場の水準と、SegoviaおよびMarmatoでの増産計画が計画どおり進むかどうかに業績が連動する。コロンビアの政情や治安、規制の安定も前提になる。
この会社をどう読むか
Aris Miningを語るうえで欠かせないのが、コロンビア政府を相手取った国際仲裁の経緯だ。2018年、投資保護協定違反を主張してICSIDに提訴し、2025年11月にようやく金銭のやり取りなしで和解にこぎ着けた。政治リスクが単なる懸念事項ではなく、実際に法廷で争われた過去があるという点で、他の新興国鉱山株とは重みが違う。
肝心の採掘は拡大局面にある。主力のSegoviaは処理能力を5割引き上げる増設を終え、Marmatoでは新しい採掘区画の建設が進む。目先は約25.7万オンスの産金量を50万オンス規模へ伸ばす計画で、さらに先にはガイアナのToroparuを含めた100万オンス規模の構想も見据える。金相場が味方している間に、この二倍化をやり切れるかどうかが勝負になる。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
ARIS の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…