
ARKR
Ark Restaurants全国に同じ店を並べるのではなく、観光地やカジノの一等地に大型の店を一つずつ置く。集客を立地に預ける代わりに、賃貸契約と施設側の集客力に業績を握られる。
立地そのものが客を呼ぶ場所でレストランとバーを16店、ファストフードを12業態運営し、飲食の売上とケータリングで稼ぐ。ニューヨークのブライアントパーク内の2店だけで、直近期の売上の15.4%を占める。
不況や災害で旅行が控えられれば、客足は一気に細る。ブライアントパークの係争に敗れれば、売上の15%前後がまとめて消える。ニュージャージーの競馬場運営会社への出資も、カジノを認める州憲法の改正が通るかどうかにぶら下がっている。
1983年から店の数を増やしすぎずに運営し、配当も続けている。一方で採算の合わない店は畳み、競馬場への出資のような飲食以外の案件も個別に抱え込む。
旅行と娯楽で人が動くかどうかが売上に直結する。加えて、期限切れを迎えたブライアントパーク2店の賃貸契約を更新できるかという、店ではなく契約の側の問題を抱えている。
この会社をどう読むか
Ark Restaurants は観光地で店を営む堅実な外食会社に見えるが、いま決算を左右しているのは料理ではなく、賃貸契約と競馬場への出資だ。
売上の15%前後を稼ぐニューヨークのブライアントパーク2店は、契約の期限切れをめぐって地主側と係争中にある。決着次第で、この規模の売上が丸ごと入れ替わる。あわせて、ニュージャージーの競馬場運営会社への出資を通じてカジノ営業の権利を狙うが、そもそも州議会が住民投票にかけるかどうかから決まる話になっている。
バランスシート (要約)
資産 $134M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $33M(25%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約8年分
- 現金・現金同等物$11M
- 他の流動資産$7M
- 固定資産$116M
- 流動負債$23M
- 長期借入金$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $166M
- 売上成長率
- −9.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −2.5%
- 純利益率
- −6.9%
- ROE
- −35.0%
- ROIC
- −9.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2M
- フリーCF
- −$1M
- 営業CFマージン
- 1.1%
- 現金ランウェイ
- 約8年
配当
- 配当総額(年間)
- $0
- 配当性向
- —
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