
ARTL
Artelo Biosciences自社で分子を発見するのではなく、大手が開発を止めた化合物を非営利の仲介を通して安く引き取る形をとる。脂肪酸を運ぶタンパク質を止めるART26.12は、抗がん剤による手足のしびれのほか、乾癬や痛みにも広げる余地がある。
3本の候補はいずれも臨床の段階にあり、売上はない。主力のART27.13はアストラゼネカが発明し、カナダの非営利機関adMareを介して独占実施権を得た分子で、進行がんの食欲不振を狙う試験の途中にある。
中間解析は評価できた18人の数字で、最高用量まで上げられたのは5人しかいない。導入元への支払い義務を負ったまま、売上のない期間を増資で埋め続けることになる。
食欲不振の試験を先頭に置き、ART26.12の第1相と、2038年まで有効な特許を持つART12.11の維持を後ろに並べる。承認後の販売権は手放さず自前で持つ方針を掲げている。
中間解析で見えた体重の差が、40人まで組み入れる計画の最終結果まで残るかどうかで評価が変わる。がんに伴う食欲不振にはFDAが承認した薬が1つもなく、その空白の大きさが評価の土台にある。
この会社をどう読むか
Artelo Biosciencesは名前だけ見るとカンナビノイド創薬の一社だが、資産の作り方が変わっている。主力のART27.13は自社の発見ではなく、アストラゼネカが発明して開発を止めた化合物を、カナダの非営利機関adMareを経由して引き取ったものだ。
2025年9月に出た中間解析では、投与を受けた患者の体重が平均6%以上増え、プラセボの患者は5%減っていた。ただし評価できたのは18人、最高用量まで上げられたのは5人で、承認薬が1つもないという空白の大きさとは、まだ釣り合っていない。
バランスシート (要約)
資産 $3M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$600K
- 他の流動資産$95K
- 固定資産$2M
- 流動負債$4M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$9M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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