まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
健常な提供者の免疫の細胞と、自己免疫の病という、極めてニッチな組み合わせが最大の特徴。患者から採る従来の細胞治療の大手が自己免疫の病への参入を検討する中で、別の種類の免疫の細胞を使うという、細胞そのものが異なる独自の設計を持つ。作り置きの製品として、数週間の製造の待ち時間がいらない手軽さも持つ。患者から採る治療とは異なる、提供者の免疫の細胞で作る既製の治療に賭ける小型のバイオの立ち位置にいる。
まだ承認薬を持たず、健常な提供者の免疫の細胞、すなわちがんを攻撃する自然の免疫の細胞を元にした、既製の細胞治療を開発する臨床段階のバイオで、収入はない。患者から採るのではなく、健常な提供者の細胞を体外で大量に培養して凍らせ、必要な時に作り置きの製品として投与できる設計が特色。韓国の会社と提携して製造の力を確保する。リンパ腫などのがんと、狼瘡や関節リウマチといった自己免疫の病の両方を狙い、初期から中期の試験を進める。承認後の薬の売上で、いずれ稼ぐ構造を描く。
看板の候補の試験が、想定どおりの効き目を示せない、とりわけ患者から採る従来の細胞治療に対する優位を証明できない弱点を抱える。自己免疫を狙う競合の新興との、資金力の差もある。提供者の細胞を使うことに伴う、拒絶のような安全性の懸念や、製造の費用と歩留まりの課題もある。資金が尽きれば、増資で持ち分が薄まり、上場の維持も危うくなる。
配当を出さず、看板の候補の試験の完遂と、別の候補の初期の試験を最優先に進める経営。現在の経営者が率いる。韓国の会社との製造の提携を生かしつつ、研究開発と臨床に資源を集中する。提供者の免疫の細胞という独自の種類で生き残りを図る、賭けの大きい運営になっている。
臨床試験の結果と、製造の提携、競合に依存する。看板の候補の試験が良い結果を出すか、韓国の会社との製造の提携が続くか、提供者の免疫の細胞を使う治療の有効性を証明できるか、患者から採る従来の細胞治療や、自己免疫向けの競合と差別化できるか、そして資金繰りを保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $131M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $110M(84%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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