ASLE
AerSale中古機を売買する会社は多いが、整備の認証と解体の能力まで自前で持つ例は少ない。買った機体をリースで回すか部品に落とすかを、市況を見て自社で決められる点が違う。
資産管理部門(売上の6割強)で退役期の中古機・エンジンを買い取ってリースし、最終的にはほぼ解体して使用済み部品(USM)として売る。もう一つのTechOps部門が整備や旅客機の貨物機転換を手がけ、両部門で機体の生涯の終わりに関わる収益を作る。
新造機の生産が正常化すれば中古機の相場が下がる。大型の機体取引は時期がずれ込みやすく、その分だけ四半期ごとの業績が振れる。貨物機転換の認証手続きが規制で遅れることもある。
機体の買い取りから整備、解体、部品販売までを外に出さず自社で抱える形をとる。中古機を仕入れて売るだけでなく、その機体を自前の整備・解体能力で作り替えるところまで手を伸ばしている。
仕入れができるかどうかは、航空会社が機体を退役させる周期で決まる。売る側は中古部品の相場次第で、大型の機体取引がいつ成立するかによって四半期ごとの数字が動く。
この会社をどう読むか
AerSaleの創業は2008年、Nicolas FinazzoとRobert B. Nicholsの二人による。2010年にLeonard Greenと組んで規模を広げた。上場は2020年12月、SPACのMonocle Acquisitionとの合併による。
事業の軸は資産管理部門で、中古の旅客機やエンジンを買い取ってリースし、最後は解体して使用済み部品(USM)として売る。整備のTechOps部門と合わせて機体の生涯の終わりに稼ぐ形だが、新造機の生産が戻れば中古機の相場は下がり、大型の取引が期ズレすれば業績も振れる。
バランスシート (要約)
資産 $640M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $424M(66%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$4M
- 他の流動資産$265M
- 固定資産$371M
- 流動負債$72M
- 長期借入金$111M
- 短期借入金$993K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $335M
- 売上成長率
- −2.8%
- 粗利率
- 31.5%
- 営業利益率
- 4.7%
- 純利益率
- 2.6%
- ROE
- 2.0%
- ROIC
- 2.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$23M
- フリーCF
- −$29M
- 営業CFマージン
- −6.9%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
ASLE の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…