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A10 Networks限られた接続先を共有する仕組みなど、通信会社向けの的を絞った分野で確かな地歩を持つ点が最大の強み。特定の国や顧客層に深く浸透している。中小型のネットワーク企業としては珍しく配当を出す規律ある経営も特徴で、大手の隙間で堅実に稼ぐ中堅の立ち位置にいる。
殺到する通信を複数の機器に振り分けて捌く装置や、回線をあふれさせる攻撃を防ぐ装置を作り、通信会社や企業に売るのが収益の柱。限られた数の接続先を多くの利用者で共有する仕組みも提供する。機器の販売に加え、保守や利用権など繰り返し入る収入の比率を高めている。装置の販売と継続的なサービスで稼ぐ構造になっている。
通信会社の設備投資が鈍ると、機器の販売がまとまって落ちる。巨大なクラウドの会社が同じ機能を標準で取り込めば、専用の機器の出番が減る。大手のネットワーク企業との競争は価格を押し下げる。特定の地域や顧客層への依存は、その需要が冷えると業績を直撃する弱さにつながる。
配当を続けながら、機器の一度きりの販売から、保守や利用権という繰り返し入る収入への転換を進める経営。自社株買いでの還元も実施する。費用の規律を保ちつつ、安全対策やクラウド対応の分野へ製品を広げる方針が特徴になっている。
通信会社の設備投資と、企業の安全対策需要、継続収入への移行に依存する。通信会社が回線設備にお金を使い続けるか、企業が攻撃への防御に投資するか、機器の一度きりの販売から保守や利用権の継続収入へ重心を移せるか、そして大手との競争に耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $630M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $212M(34%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$71M
- 他の流動資産$405M
- 固定資産$154M
- 流動負債$134M
- 長期借入金$219M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $291M
- 売上成長率
- 11.0%
- 粗利率
- 79.3%
- 営業利益率
- 16.2%
- 純利益率
- 14.5%
- ROE
- 19.9%
- ROIC
- 8.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $85M
- フリーCF
- $65M
- 営業CFマージン
- 29.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $17M
- 配当性向
- 41.2%
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