売上が高い成長を続けている会社
全米で特定の周波数の帯域を独占的に保有し、通信用に使う当局の許可まで得た、他社が容易には真似できない立場が最大の強み。電力や水道の会社という社会の基盤に的を絞り、長期の契約を結ぶ。狭いが参入の壁の極めて高い、電力会社向けの周波数の貸し出しという特殊な事業の立ち位置にいる。
電力や水道、ガスといった社会の基盤を担う会社が、自前の専用の無線通信網を築くために必要な特定の周波数の帯域を、全米で保有して長期で貸し出すのが事業の柱。当局からこの帯域を通信用に使う許可を得た、稀な立場にある。配電網の老朽化への対応や災害への備えを進める電力会社と、三十年といった長期の契約を結ぶ。契約時の一時金と、継続して入る利用料で稼ぐ構造になっている。
電力会社が自前の無線網への投資を見送ったり遅らせたりすれば、契約の積み上げが鈍る。携帯電話の大手が、電力会社向けに似た通信サービスを提供して競合になりうる。別の周波数の帯域や、衛星を使った通信が代わりの選択肢になる恐れもある。当局の規制の変更が、保有する帯域の価値を揺らす危うさも抱える。
配当を出さず、契約時の一時金と長期の利用料を積み上げて資本効率を追う経営。三十年という長期の契約を重ねることで、将来にわたる安定した価値を作る。電力会社の配電網の作り替えという構造的な追い風を生かし、保有する帯域の価値を高めることに集中する方針が特徴になっている。
電力会社の投資と、当局の規制、契約の積み上げに依存する。電力会社が配電網を作り替える投資を進めて専用の無線網への需要が高まるか、周波数を保有する立場を守る当局の規制が安定するか、新たな長期契約を積み上げられるか、そして次の世代の通信規格への対応で帯域の価値を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $465M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $262M(56%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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