
米国最大級の純粋天然ガス公益事業。住宅・商業顧客の比率が高く、景気感応度が低い。テキサス州の天然ガス集積地域を地盤とする輸送・貯蔵事業の独自性。
テキサス、ルイジアナ、ミシシッピ、テネシー、ケンタッキー、コロラド、カンザス、ミズーリの 8州で天然ガスを配送する公益事業。Distribution(住宅・商業・工業ユーザーへの小売配送)と Pipeline & Storage(テキサス州の天然ガス輸送・貯蔵)の2セグメント。約 330万顧客。
暖冬で配送量減。各州公益事業委員会による料金認可の遅延・拒否。金利急低下で評価圧迫。大型パイプライン事故・漏洩による補償。脱炭素政策で天然ガス配送の将来価値が問われる。
連続増配を長期継続。設備投資(配管更新、新規顧客接続)への資本投入と規制料金での回収を着実に実行。保守的な財務運営。
天然ガス消費量(気温、経済活動)、各州の料金認可、天然ガス価格の転嫁ラグ、そして金利水準(公益事業の評価)に依存。設備投資計画の執行で規制資産ベースを拡大、規制リターンで利益成長。
この会社をどう読むか
Atmos Energy は「純粋天然ガス配送」という公益事業の中でも地味なカテゴリの大手。
家庭の暖房・給湯や商業施設で使う天然ガスを、パイプラインで配送するのがコアビジネス。需要は気温と経済活動で決まり、料金は州当局の認可を受けるため、業績のブレは小さい。配当成長の安定性を重視する投資家向けの、典型的な「規制公益」銘柄。
バランスシート (要約)
資産 $28.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $13.6B(48%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$203M
- 他の流動資産$850M
- 固定資産$27.2B
- 流動負債$1.4B
- 長期借入金$8.9B
- 短期借入金$12M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.7B
- 売上成長率
- 12.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 33.2%
- 純利益率
- 25.5%
- ROE
- 8.8%
- ROIC
- 5.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2B
- フリーCF
- −$1.5B
- 営業CFマージン
- 43.6%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
- 配当総額(年間)
- $554M
- 配当性向
- 46.2%
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