ATPC
Agape ATPネバダ州で登記しナスダックに上場しながら、収益はほぼマレーシアの人づて販売網から生まれるという、登記地と事業地が完全にねじれた構造を持つ。そこへ商業・産業・官公庁向けの太陽光と省エネ事業を重ねる判断も独特だ。
会員が知人を紹介して広げる人づての訪問販売で、代謝や血流の改善、抗老化をうたう健康補助食品をマレーシアで売る。2020年5月にCEOのHow Kok Choong氏から株式交換で取得した現地の販売会社ASLが、いまも収益のほぼ全部を稼いでいる。
人づて販売は各国で規制が厳しくなりやすく、会員が離れれば売上が一気に細る。CEOが支配株主を兼ねる構造のため、2020年のASL取得のような関連当事者取引への疑念を払いにくい。太陽光や健康メディアという畑違いの新規事業は、まだ実績に乏しい。
CEO本人が支配株主を兼ね、健康食品で得た現金を新規事業の立ち上げに回す判断を主導する。マレーシア、ラブアン、香港に分けた子会社網を維持すること自体にも、相応の手間と費用がかかっている。
人づて販売の会員数と、マレーシアでの健康食品需要に直結する。会員が新しい顧客や後継の会員を連れてこられなくなれば、販売網そのものが縮んでいく。
この会社をどう読むか
Agape ATPはネバダ州の会社として登記されているが、株主が買っているのは実質的にマレーシアの訪問販売事業だ。2020年、当時すでにCEOだったHow Kok Choong氏が持つ現地の販売会社ASLを株式交換で取得し、いまの収益の土台を作った。
その土台の上に積み上げたのが、太陽光発電と省エネを扱うATPC Green Energyと、健康的な暮らしを勧める記事やイベントを手がけるCedar ATPCだ。人づて販売は各国の規制に左右されやすく、新しい事業もまだ実績が薄い。ネバダの登記と東南アジアの実業という距離の遠さこそが、この会社の値動きを理解する出発点になる。
バランスシート (要約)
資産 $25M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $22M(91%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$140K
- 他の流動資産$24M
- 固定資産$300K
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2M
- 売上成長率
- 15.2%
- 粗利率
- 55.0%
- 営業利益率
- −213.7%
- 純利益率
- −149.6%
- ROE
- −10.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$2M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −158.3%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
ATPC の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…