中身を出す仕組みという専門分野で世界有数の地位を持ち、とくに薬向けで正確な投与や安全性を支える高付加価値の部品に強い点が最大の強み。医薬向けは規制対応や信頼が重視され、いったん採用されると切り替えにくく安定収入になる。化粧品・食品・医薬の三分野に分散し、専門特化で稼ぐ立ち位置にいる。
化粧品や香水のスプレー、薬の吸入器や点鼻のポンプ、食品・飲料の注ぎ口やふたといった、容器の「中身を出す部分」の部品の販売が収益の柱。製品そのものではなく、それを使いやすく届ける仕組みに特化する。とくに薬向けは、正確な投与や安全性が求められ高い付加価値を持つ。中身を出す専門部品を幅広い製品に供給して稼ぐ構造になっている。
景気後退で化粧品など裁量的な消費が絞られると、その向けの部品の需要が鈍る。原材料の樹脂価格の上昇を価格に転嫁しきれないと、利益率が圧迫される。医薬向けは安定するが、新しい投与デバイスの開発の遅れや、競合との競争、特定分野への偏りも、収益の重しになりうる。消費と原材料費に左右される面を持つ。
配当を長年増やしつつ、利益率の高い医薬向けデバイスの強化と、技術開発、効率的な生産に力を入れる経営。中身を出す専門部品という強みを生かし、消費に左右される化粧品向けを安定した医薬向けで補いながら、三分野への分散と高付加価値化で着実に稼いで株主に還元する方針が特徴。
化粧品・医薬・食品の需要と、付加価値の高い医薬向けの伸び、原材料費に依存する。化粧品や薬、食品の生産が活発か、利益率の高い医薬向けの吸入器・投与デバイスを伸ばせるか、技術や安全性で他社に差をつけられるか、そして原材料の樹脂価格を価格に転嫁できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $5.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.7B(51%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$402M
- 他の流動資産$1.5B
- 固定資産$3.4B
- 流動負債$1.2B
- 長期借入金$1.1B
- 短期借入金$184M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.8B
- 売上成長率
- 5.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 13.3%
- 純利益率
- 10.4%
- ROE
- 14.7%
- ROIC
- 9.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $570M
- フリーCF
- $300M
- 営業CFマージン
- 15.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $121M
- 配当性向
- 30.8%
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