
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
心臓の不整脈を外科手術で治す機器で世界首位を持ち、左心耳を外科的に閉じる器具では事実上の標準となっている点が最大の強み。心臓の外科医との深い関係を築く。大手の心血管の医療機器の会社が並ぶ中で、心臓の外科という専門の領域に特化して独自の地位を取る、医療機器の立ち位置にいる。
心臓の最も多い不整脈を、外科の手術で焼いて治すための機器を開発・販売するのが事業の柱。心臓の手術の際に、不整脈の原因となる部位を焼く器具を提供する。さらに、脳卒中の原因になりやすい心臓の左心耳という部分を、外科的に閉じる小さな器具が、もう一つの大きな柱になる。心臓の外科医に深く食い込む。これらの専門の機器の販売で稼ぐ構造になっている。
心臓の手術の件数が減れば、機器の需要が細る。左心耳を閉じる役割を、開胸せずに血管から行う心臓内科の器具に奪われる恐れがある。電気ではなく別の力で焼く新しい不整脈の治療の方式が、外科の手術に取って代わる可能性もある。成長を優先して営業の費用がかさみ、利益が出にくい局面が続く弱さも抱える。
配当を出さず、現金を研究開発と営業の拡大に優先して投じる成長投資型の経営。心臓の手術の際に不整脈の治療を同時に行う採用の拡大を重んじる。商業段階だが高い成長を続けるため利益は薄く、目先の黒字より売上の伸びと専門分野での地位の強化を優先する方針が特徴になっている。
心臓手術の件数と、機器の採用、競合に依存する。心臓の手術の件数が保たれ、その際に不整脈の治療を同時に行う採用率が高まるか、左心耳を閉じる器具が広く使われ続けるか、新しい治療の方式との競争に耐えられるか、そして成長を優先する中で採算を改善できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $654M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $492M(75%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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