まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
ウイルスに似た粒子に、光で活性化する色素を結びつけて、光を当ててがんを壊すという独自の新しい種類の仕組みが最大の特徴。とりわけ、放射線の治療や眼球の摘出しか選択肢のなかった目のまれながんという、満たされない需要の大きい領域で先行する。さらに、市場の大きな膀胱のがんへの拡大も狙う。一般のがんの薬とは異なる、光で活性化する粒子の治療に賭ける小型のバイオの立ち位置にいる。
まだ承認薬を持たず、独自の治療の候補を開発する臨床段階のバイオで、収入は増資や提携が中心になる。技術の柱は、ウイルスに似た粒子に、光で活性化する色素を結びつけた薬にある。この薬は、がん細胞の表面に選びとって結びついた後、近赤外の光を当てると活性化し、がん細胞を死なせる新しい種類の仕組みを持つ。看板の候補は、目のまれながんと、膀胱のがんを対象に、後期や初期の試験を進める。承認後の薬の売上で、いずれ稼ぐ構造を描く。
看板の目のまれながんの後期の試験の失敗や、効果が限られることが、価値を大きく損なう最大の弱点になる。目のまれながんは市場が小さく、承認後の商業の規模を制約する恐れもある。膀胱のがんでは、先行する競合に出遅れる恐れもある。資金が尽きれば、増資で持ち分が薄まる。一つの技術の基盤に集中するため、その成否に業績が大きく依存する。
配当を出さず、一つの技術の基盤に集中する臨床段階のバイオの経営。目のまれながんの迅速な承認と、膀胱のがんへの展開を並行して進める。一つの候補の試験の結果が、会社の運命を大きく左右する出来事になる。光で活性化する粒子の治療という独自の基盤を軸に、二つの道を並行して進める運営になっている。
臨床試験の結果と、目のがんの採用、競合に依存する。看板の目のまれながんの後期の試験が良い結果を出すか、その小さな市場で採用されるか、膀胱のがんの分野で先行する競合と差別化できるか、そして承認までの開発を支える資金を確保できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $169M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $137M(81%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…