
AVAH
Aveanna Healthcare医療の必要度が高い子どもの在宅看護という、専門性が高く参入の難しい市場で全米最大級の規模を持つ点が最大の強み。専門の看護師の網と、州の公的保険との長い関係を築く。一般的な高齢者向けの在宅医療とは異なり、子どもの医療的なケアに的を絞った専門性で稼ぐ、在宅医療の立ち位置にいる。
病気や障害で医療の必要度が高い子どもを中心に、自宅へ看護師を派遣して人工呼吸器や栄養の管理などの看護を続けるのが事業の柱。これに加え、高齢者の在宅医療や終末期の緩和ケア、自宅で使う栄養剤や医療機器の配送も手がける。売上の多くは子ども向けの在宅看護で、その費用の支払いは主に低所得層向けの公的保険が担う。看護のサービスの提供で稼ぐ構造になっている。
費用の支払いを担う公的保険の料率は州の予算次第で、料率が据え置かれると上がる人件費を吸収できず採算が崩れる最大の弱点になる。看護師の不足は、訪問の取りやめを増やして売上を細らせる。高齢者向けの在宅医療の公的な制度の見直しも逆風になりうる。多くの借入を抱え、金利の負担も重くのしかかる。
配当を出さず、公的保険の料率の改定の交渉と、看護師の賃金の釣り合いを取ることを経営の核心に置く。料率の改善が見込める州に資源を寄せ、採算の合わない事業を見直す。規模の拡大より収益性の改善を優先し、子ども向けの在宅看護という専門の市場を着実に回す方針が特徴になっている。
公的保険の料率と、看護師の確保、買収の統合に依存する。低所得層向けの公的保険が払う料率が、上がる人件費に見合う水準に保たれるか、不足しがちな看護師を採用して定着させられるか、訪問の取りこぼしを防げるか、そして買収で広げた事業をうまく束ねられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $194M(10%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$193M
- 他の流動資産$367M
- 固定資産$1.5B
- 流動負債$424M
- 長期借入金$1.3B
- 短期借入金$13M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.4B
- 売上成長率
- 20.2%
- 粗利率
- 33.3%
- 営業利益率
- 10.5%
- 純利益率
- 9.2%
- ROE
- 115.7%
- ROIC
- 13.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $126M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 5.2%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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