
AWRE
Aware指紋・顔・虹彩・声を横断して照合でき、規格に沿って他社製品と繋がるように作られている。消費者向けアプリを自社で持たず、他人のシステムに組み込まれる前提で設計している点が同業と違う。
登録、識別、認証、管理という4つの用途をSDKやプラットフォームの形で提供し、システムインテグレーターやOEM、販売代理店を通じて世界に売る。主力のAwareSDKは期間ライセンスに加え、SaaSでも提供している。
スマートフォンやOSに生体認証が最初から入る流れが進むと、部品として売る専業ソフト会社の値打ちは薄まりやすい。売上が少数の大型契約に寄っているため、1件の有無で数字が大きく振れる。生体情報を扱う以上、個人情報保護の規制強化も向かい風になる。
創業から40年近く、自社ブランドを前に出さずインテグレーターやOEMを介して売る形を変えていない。
買い手の中心は国境管理や法執行、防衛といった政府機関で、その調達予算の増減が売上に直結する。企業側では、パスワードをやめて生体認証に切り替える動きがどこまで広がるかが効いてくる。
この会社をどう読むか
Awareの名前を消費者が目にすることは、ほとんどない。
空港の国境管理、警察の照合システム、企業のパスワードレス認証。その裏側に指紋や顔、声を照合する部品として入り込むのがこの会社の商売で、1986年からその位置を動いていない。表に出ない代わりに、スマートフォンやOSが同じ機能を標準で持ち始めたとき、部品として売る余地が残るかどうかが問われ続ける。
バランスシート (要約)
資産 $37M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $26M(70%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年分
- 現金・現金同等物$7M
- 他の流動資産$21M
- 固定資産$9M
- 流動負債$8M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $17M
- 売上成長率
- −0.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −37.9%
- 純利益率
- −34.0%
- ROE
- −22.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$5M
- フリーCF
- −$6M
- 営業CFマージン
- −31.2%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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