配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
自動車の補修用塗料という、修理工場が品質と色の再現性から使い続ける安定した分野で高いシェアを持つ点が強み。事故や経年劣化による補修は景気に左右されにくく、安定した需要をもたらす。色を正確に再現する技術と修理工場との関係が参入障壁になり、新車・産業向けも併せ持つ塗料専業の立ち位置にいる。
自動車の補修(事故や傷の塗り直し)に使う塗料、新車の製造に使う塗料、そして産業機器や建材向けの塗料の販売が収益の柱。とくに補修用の塗料は、修理工場が指定の色や品質で使い続けるため、安定した需要がある。世界中の修理工場や自動車メーカー、産業の現場に塗料を供給する。塗料という専門分野で稼ぐ構造になっている。
景気後退で新車の生産や産業の塗装需要が冷えると、その分の塗料の販売が落ち込む。原材料となる化学品やエネルギーの価格上昇を価格に転嫁しきれないと、利益率が圧迫される。電気自動車への移行や、競合との競争も影響しうる。ただし補修用塗料の安定需要が下支えするため、市況の影響は比較的小さい。
配当を出さず、利益を塗料の技術開発と、効率的な生産、コスト管理に振り向ける経営。景気に左右されにくい補修用塗料の安定需要を土台に、新車・産業向けの市況の波を和らげ、原材料費を管理しながら、色の再現技術と修理工場との関係を生かして着実に稼ぐ方針が特徴になっている。
自動車の補修・新車の需要と、産業の塗装需要、原材料費に依存する。事故や経年で補修塗料の需要が安定して続くか、自動車の生産が活発か、原材料となる化学品の価格を価格に転嫁できるか、そして技術や色の再現性で他社に差をつけられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $7.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.3B(31%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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