AYTU
Aytu BioPharma自前で新薬を開発するのではなく、他社が承認まで持ち込んだ薬の権利を買い、自社の営業網で売ることに徹している。EXXUAは、性機能障害の危険を注意書きに載せていない、セロトニン受容体に働く唯一の抗うつ薬として導入した。
2025年6月にFabre-Kramerからうつ病治療薬EXXUAの米国での販売権を取得し、自社の営業チームが医師へ売り込む。赤字だった消費者向け健康食品の事業は2024年7月に清算と売却を終え、処方薬の販売一本に絞った。
ADHD薬のAdzenysは後発薬メーカーのGranulesから特許を争われており、訴訟の行方しだいで主力の一角が薄くなる。製品が数えるほどしかないため、1つの薬の失速がそのまま業績に響く。
赤字事業を切り離してキャッシュフローの黒字化を先に置き、EXXUAの立ち上げに合わせて営業体制を組み直した。株主への還元より、まず自力で回る体をつくり直す段階にいる。
EXXUAが2025年10月からの発売でどれだけ処方箋を積み上げられるかと、既存のADHD治療薬が保険の適用を保てるかで業績が動く。新薬を自分で生み出す道を採っていないため、次に権利を買える薬を見つけられるかも先行きを決める。
この会社をどう読むか
Aytu BioPharmaが医師に売り込む薬は、子どもの注意欠陥に使うAdzenysとCotempla、アレルギー用のKarbinal ERなどだ。どれも自社の研究から生まれた薬ではなく、他社が承認まで持ち込んだものの権利を買ってきた。
その買い手としての性格はこの2年で際立ち、2024年夏に赤字の健康食品事業を売り払い、翌年にはうつ病治療薬EXXUAの販売権を取得した。EXXUAの発売が軌道に乗るまでは、後発薬に特許を争われているADHD薬がどれだけ持ちこたえるかが当面の焦点になる。
バランスシート (要約)
資産 $124M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $19M(15%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約14年分
- 現金・現金同等物$31M
- 他の流動資産$48M
- 固定資産$45M
- 流動負債$63M
- 長期借入金$11M
- 短期借入金$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $66M
- 売上成長率
- 1.8%
- 粗利率
- 69.0%
- 営業利益率
- −11.8%
- 純利益率
- −20.4%
- ROE
- −71.5%
- ROIC
- −19.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$2M
- フリーCF
- −$2M
- 営業CFマージン
- −2.9%
- 現金ランウェイ
- 約14年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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