まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
検体を非常に低い温度で保管し自動で管理する装置で、世界的なシェアを持つ点が最大の強み。元は半導体の自動化の会社で、その精密な自動化の技術を生物の検体の管理に応用した独自の立ち位置を持つ。創薬や研究の裏方を支える、検体の超低温の保管に特化した会社の立ち位置にいる。
製薬やバイオ、研究機関が扱う生物や化学の検体を、品質を保ったまま超低温で保管し、自動で管理する機器とサービスを提供するのが事業の柱。柱は二つで、検体を凍らせて保管する装置や自動化の仕組みを売る事業と、遺伝子の合成や解析を請け負うサービスからなる。元は半導体の自動化の会社で、その部門を売却してこの分野に特化した。検体の管理の機器とサービスで稼ぐ構造になっている。
顧客の多くが資金繰りに敏感なバイオ企業で、資金の市場が冷えると研究室の支出が絞られる弱点を抱える。買収した事業の相乗効果が出ず、価値の見直しの損失を計上した経緯もある。遺伝子の合成では価格の競争が激しい。中国に事業を持ち、地政学のリスクも抱える。半導体から転換した後の収益性の改善が進まなければ、評価が伸び悩む。
配当を出さず、事業の構成の見直しと自社株買いを進める経営。物言う株主の圧力のもとで、半導体から転換した後の事業の効率化と、資本の配分の改善を進める立て直しの局面にある。検体の超低温の保管という専業のニッチに集中しつつ、収益性の改善を最優先に置く方針が特徴になっている。
研究開発の支出と、自動化の需要、事業の転換に依存する。製薬やバイオ、研究機関の研究開発の支出が保たれるか、検体を自動で管理する装置の需要が伸びるか、遺伝子の合成や解析のサービスの競争に耐えられるか、そして半導体から転換した後の事業の立て直しを進められるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.7B(84%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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