Banc of California は、危機の銀行を呑み込んで規模を得たカリフォルニアの商業銀行だ。
最大の強みは、危機の渦中で大型の救済合併をやり切り、州内の商業銀行として一段上の規模を得た再編の実績にある。大手の合併で空いた中堅企業取引の受け皿となり、再構築で軽くなった資産と厚くなった預金を収益力に変えつつある。一方で州一極の地盤は地震や山火事、産業の不振から逃げられない。商業用不動産の空室率の上昇は貸出の質を蝕み、救済合併の歴史は危機時に預金の流出が話題になりやすい体質も残す。BANC を読むときは、利ざやの拡大と貸し倒れ、預金構成を軸に見るとよい。
