まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
米国のプロスポーツの球団が、単独で上場している極めて珍しい立ち位置が最大の特徴。球団そのものの収益に加え、本拠地の球場に隣接する複合の不動産という、他にない資産を併せ持つ。スポーツの興行と不動産を組み合わせた、唯一無二のプロ野球の球団の持株会社の立ち位置にいる。
米大リーグの球団を運営し、その収益を得るのが事業の柱。チケットの販売、試合の放映の権利、スポンサー、グッズ、そして大リーグ全体から配分される中央の収入からなる。これに加え、本拠地の球場に隣接して開発した、オフィスや商業施設、飲食、ホテル、住宅を組み合わせた複合の不動産から、賃料や運営の収益も得る。球団の運営と隣接の不動産の二つで稼ぐ構造になっている。
試合を中継する地域の放送局の経営の悪化や再編で、放映の権利の収入の条件が悪くなる弱点を抱える。球団の成績が振るわなければ、観客の動員とチケットの収入が落ちる。不動産の需要が冷えれば、隣接の開発の収益も鈍る。大リーグの労使の交渉の混乱も収入を揺らす。複数の議決権の異なる株式の構造を持ち、買収の思惑も付きまとう。
配当を出さず、資本を球団の運営と隣接の不動産の開発の両輪に振り向ける長期保有の経営。親会社から分離して独自の経営に移った。球団の価値と、隣接する複合の不動産の価値の双方を高めることを重んじ、放映の権利の再編や球団の成績の波に向き合う方針が特徴になっている。
放映権と、観客動員、不動産の稼働に依存する。地域の放映の権利の収入が、放送業界の再編の中で保たれるか、球団の成績が観客の動員とチケットの収入を支えるか、球場に隣接する複合の不動産の稼働が高く保たれるか、そして大リーグ全体の中央の収入の配分が続くかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $526M(33%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…