BlackBerry は、スマホ撤退後、車載の基盤ソフトと政府向けの安全な通信に転身した会社だ。
最大の強みは、命に関わる車の制御に使える、安全認証済みの車載基盤ソフトという参入障壁の高い資産にある。世界の多くの車に既に載っており、車のソフト化が進むほど一台あたりの価値が増しうる。スマホ時代に築いた暗号・安全の技術も生きる。一方で自動車メーカーの開発計画の遅れは収益化を先送りさせ、ソフト化が進むほど巨大ITやメーカー自身の内製との競争も激しくなる。転身後の成長がなかなか花開かないことが長年の課題だ。BB を読むときは、車のソフト化の進展と車載OSの採用、受注残の収益化を軸に見るとよい。
