
BBGI
Beasley Broadcast Group単独の局を持つのではなく、同じ市場に聴取者層の違う複数局をまとめて「クラスター」として売る。一つの営業窓口で幅広い広告主に対応でき、放送免許という参入障壁もネット専業の音声メディアにはない性質だ。
収入の柱は番組の合間の広告枠で、地元の代理店や商店には自社の営業が直接売り、市場外の全国広告主には代理店を立てて売る。近年は局に紐づくデジタル広告商品やイベントの比率を上げようとしている。
音声広告の予算がストリーミングへ流れる動きは業界全体の逆風で、AmazonやAlphabetといった巨大プラットフォームとも同じ予算を取り合う。景気が鈍ると地元企業の広告費は真っ先に削られる。
音声だけの会社から、デジタル広告商品とイベントを併せ持つ体制へ組み替える途中にある。免許の維持と更新が事業継続の前提になるため、規制の枠内で局の組み合わせを入れ替える動きが中心になる。
各局の聴取率と、地元・全国の広告予算がラジオにどれだけ配分されるか。免許はFCC(米連邦通信委員会)が握っており、フィラデルフィアなど一部の市場ではこれ以上局を増やせない規制がかかっている。
この会社をどう読むか
Beasley Broadcast Groupの商売は、局を一つ持つことではなく、同じ街に性格の違う局を何本かまとめて持つことにある。
若い層に届く局と年配層に強い局を同じ市場に並べれば、地元の商店から全国区の広告主まで一つの営業部隊で受け止められる。放送免許はFCCが握るため競合は簡単に増えないが、フィラデルフィアのように自社も局を増やせない市場がある。逆風は聴取者ではなく広告費で、音声の予算がストリーミングや巨大IT企業へ流れる分をデジタル商品でどこまで取り返せるかが成長余地を決める。
バランスシート (要約)
資産 $299M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$10M
- 他の流動資産$51M
- 固定資産$239M
- 流動負債$60M
- 長期借入金$235M
- 短期借入金$3M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $206M
- 売上成長率
- −14.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −111.5%
- 純利益率
- −95.4%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$8M
- フリーCF
- −$13M
- 営業CFマージン
- −4.1%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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