景気敏感な事業で、配当も出す会社
装甲車網と保管庫、保険と信用という参入の壁が極めて高い業界で、世界首位の規模を持つ点が最大の強み。同業の撤退が続くほど残る者の価格決定力は増す。現金の扱いを銀行から丸ごと引き受ける外部委託の流れは、縮む市場の中でむしろ取扱を集中させる、最後の番人の立ち位置にいる。
銀行や小売店の現金を装甲車で運び、数えて保管する業務の料金が収益の柱。世界百か国超で営み、中南米など現金社会の比重が高い。店頭に置く入金機で現金を即座に口座残高に変える管理サービスと、現金物流の丸ごと受託が成長領域で、輸送の回数売りから月額の契約収入へ軸足を移して稼ぐ構造になっている。
キャッシュレス化の加速は、輸送量という商売の土台を構造的に削る。新興国の通貨急落はドル換算の収益を直撃する。現金を扱う宿命として強盗や内部不正の損失と保険費用がつきまとう。人件費の高い輸送業ゆえ、値上げが滞ると利幅が薄くなる。
配当を増やしながら自社株買いを続け、買収で地域と品揃えを足す経営。輸送の回数売りから月額契約の現金管理へ転換し、利益率を引き上げる。縮小する市場では撤退組の事業を安く引き取り、密度を高める方針が特徴になっている。
現金流通の残存と、管理サービスへの移行、新興国の通貨に依存する。現金が使われ続ける土台が保たれるか、輸送から月額の現金管理へ契約を切り替えて単価を上げられるか、新興国の通貨安とインフレを価格改定で吸収できるか、そして人件費と燃料費の上昇を転嫁できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $7.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $278M(4%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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