
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
抗体より小さく、低分子より選びとる力が高い、独自の輪を二つ持つペプチドという新しい種類の薬が最大の特徴。大きすぎて組織への浸透が遅い抗体と、選びとる力の低い低分子の、中間を取る設計を持つ。複数の製薬大手との提携で、外部からの裏づけも得る。一般の抗体や低分子の薬とは異なる、独自の小さなペプチドの薬の基盤を持つ英国発の小型のバイオの立ち位置にいる。
まだ承認薬を持たず、独自の輪を二つ持つペプチドの薬を開発する臨床段階のバイオで、収入は提携が中心になる。技術の柱は、短いペプチドを二つの輪に化学的に架け橋した独自の構造で、抗体の標的に結びつく力と、低分子の組織への浸透や排出の速さを併せ持つ。これを土台に、薬を結びつけた治療や、放射線を運ぶ治療、免疫を導く治療を開発する。看板は、がんを狙う複数の候補。複数の製薬大手と提携し、その節目の一時金を得る。承認後の薬の売上で、いずれ稼ぐ構造を描く。
看板のがんの候補の臨床の失敗や、競合する既存の治療に対する劣勢が弱点になる。独自の構造の薬への投資家の感情が冷え込むこともある。製薬大手が提携を解消したり、候補を返してくることもある。資金が尽きれば、増資で持ち分が薄まる。複数の候補を持つため、一つの失敗の影響はやわらぐが、それでも臨床の結果に業績が大きく左右される。
配当を出さず、薬を結びつけた治療や放射線を運ぶ治療、免疫を導く治療という複数の種類を同時に開発し、複数の製薬大手との提携でリスクを分散する経営。自社の候補で価値の創造を狙う。複数の種類の同時の開発と、製薬大手との提携が、中規模の臨床段階のバイオの運営の中核になっている。
臨床試験の結果と、製薬大手との提携、技術の証明に依存する。看板のがんの候補の後期の試験が良い結果を出すか、放射線を運ぶ治療への展開が進むか、複数の製薬大手との提携が節目の一時金を生むか、そして承認までの開発を支える資金を確保できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $718M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $610M(85%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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