
医療消耗品の世界最大級メーカーで、ブランド「BD」の病院での認知度。GLP-1(Ozempic、Wegovy、Mounjaro 等)の普及で自己注射器・注射針需要の構造的拡大。180年超の歴史による顧客関係の深さ。
BD Medical(注射器、注射針、静脈輸液セット、薬剤調剤システム、ファーマシー自動化)、BD Life Sciences(血液採取、診断機器、研究用試薬)、BD Interventional(インターベンショナル医療機器)の3セグメント。世界 190超の国で事業、190年の歴史。世界の病院で使われる注射器と採血管のデファクト・スタンダード。
Medicare 償還レートの切り下げ。自動化医薬品調剤装置(Pyxis)の大手病院向け売上減速。新興国通貨下落。工場品質問題(過去に BD Alaris 輸液ポンプのリコールがあった)。
連続増配を長期継続(配当貴族)。事業再編(BD Life Sciences をスピンオフする方針)で集中戦略を進める経営。R&D 投資とコスト効率化を両立。
世界の病院数・患者数、Medicare/Medicaid 償還、注射・採血の頻度、そして為替(海外売上比率が高い)に依存。GLP-1 薬の普及で自己注射用針・シリンジの需要増加が追い風。
この会社をどう読むか
Becton Dickinson は「病院の日常業務を支える地味な消耗品」の世界最大級メーカーとして、数十年安定した業績を維持する銘柄。
注射器、採血管、医薬品調剤装置 — 病院で毎日使われる消耗品での世界シェア。GLP-1 肥満症薬(Ozempic 等)の自己注射増加で、使用済み注射器と注射針の需要が構造的に拡大中。典型的なディフェンシブヘルスケア銘柄で、配当貴族としての安定感が魅力。
バランスシート (要約)
資産 $55.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $25.4B(46%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$641M
- 他の流動資産$8.6B
- 固定資産$46.1B
- 流動負債$8.3B
- 長期借入金$17.6B
- 短期借入金$1.6B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $21.8B
- 売上成長率
- 8.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 11.8%
- 純利益率
- 7.7%
- ROE
- 6.6%
- ROIC
- 4.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $1.2B
- 配当性向
- 71.3%
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